吊るされた男の人生逆転劇

パチンコ依存で300万借金をした男が悪癖を脱却し、人生逆転を目指して一念奮起。マインドフルネスを中心とした依存症対策テクニックをご紹介します。

禁パチのススメ①意識改革からの計画設計

前回の記事にて、禁パチには如何に意識改革が重要な一歩かをお話致しました。

 

あなたの行動は全てあなたの意思がコントロールしているのですから、パチンコ屋に足を運ぶも運ばないもあなた次第。パチ屋はあなたの財布の中身を回収するためにあの機械を設置しています。名目は「この機械で遊ぶための料金」として。

そこをきちんと理解すると、怒りが湧き起こってきませんか? パチ屋で負けた時の爆発的な激しい怒りとは違い、ふつふつと沸き起こるような静かな怒り。この怒りを燃料にし、パチ屋に何か復讐したいと考えるなら最も効率的で打撃を与える嫌がらせ「パチ屋に行かない」が体現出来るのです。

 

ですが、それだけではまだ弱いのです。ふとした時に脳がパチンコ欲をフラッシュバックさせてきます。メディアや街中の広告、駅に行けばパチ屋の自動ドアが開く度に漏れ出てくる騒音。特にPフラの音はまさに当たりを彷彿させてくるため、パチ屋直行の強力なトリガーになります。

 

そんな様々な誘惑から身を守り、意思を貫くため必須ツールこそ今回お話する計画設計なのです。道に迷いそうな時、昔から人類は地図を。ITが進んだ現代ならナビを使いますよね?

この計画設計は、そのナビそのものと言っていいでしょう。

 

難しいことはありません。

〝パチンコをやめてどうなりたいか〟

これをきちんと明確にしてください。

 

わかります。「そんなもん、普段からやってるわ!」そう仰いたいのは百も承知。

ですが、敢えて反論させて頂きますと「そんな普段からやってるもん」程度の弱々しいものではなく、もっと具体性を持って明確にしてこそ初めてパチンコをやめた未来——つまり計画設計は強力な武器となり得るのです。

 

では、早速やり方をお教えしましょう。

 

普段、あなたが「パチンコをやめてどうなりたいか」と頭の中で思い描いているイメージ。それを具体的にしてください。

禁パチを志す人は、大概ここで躓きます。

 

「パチンコをやめてお金持ちになりたい」

「パチンコをやめて人生を豊かにしたい」

 

アバウト過ぎます。神社のお参りや神頼みじゃないんですから、あなた自身で「そのためにはどうするか」のプロセス、方法をしっかり示さなくてはなりません。

 

あくまで参考例ですが、

 

「パチンコをやめてお金持ちになりたい」

 

なら、私の場合は

 

借金があるので、まずはマイナスをゼロ地点へ戻す→しかし、アルバイトの副業は時間的に厳しいので現状節約しながら手堅い副業を探す→ネットフリマでの売買からコツコツ稼ぐか、ブログのアフィリエイトを活用する→元々文字書くのが好きだからブログから始めよう(今まさにこのブログがそうです)→その為の勉強をしつつ、他にも始められるネットでの活動はないかを模索する→それをしながら無駄な出費を抑え返済額を増やす→学び、考え、実践し、失敗や成功を繰り返して知識と経験値を蓄積しながら返済していく→etc…。

 

現状、私が建てた計画設計の序盤をざっくり書いたものです。

 

学びや実践を繰り返す。それがマイナスをゼロにしてくれる可能性を秘めています。確かに小さいことです。しかし、パチンコに行くことが入っていないのでマイナスを大きくすることがありません。千里の道も一歩からとはよく言ったもので、それが後に値一攫千金の人生の糧になるはずです。

 

これを更に強力なツールへ進化させる方法は、また次回ご紹介します。

 

ではまた。

 

 

 

 

禁パチの第一歩、意識改革

パチンコを辞めたいと考える人の九割九分九厘がお金のことではないかと思います。

 

実際私も300万の借金を作ってしまい、それを少しでも減らそうとまたパチンコに夢を見て勝手に裏切られる。挙げ句の果てに「遠隔されている!」などと責任転嫁の被害妄想、逆恨み。自分の意思で金をサンドに入れた事実さえも見えないほどの思考力の低下。とても正気の沙汰ではありません。遠隔自体に具体的に触れる機会があれば触れますが、今は置いておきます。

 

どうか自分を責めないでください。パチンコとは本来そういうものです。過剰なまでに期待を煽る画面上での演出や光や音、それら全ては客の射幸心を刺激して冷静さを失わせるために作られたものなのですから。

 

パチンコの興奮、高揚感が生み出す脳内麻薬は確かに強力です。特にタチが悪いのは、金欠の時によりその作用が強く表れるということ。貧しい人ほど宝くじを買う理論と同じで、裕福な人であればあるほど宝くじの購入率は下がります。

 

お金のストレスが少ない人は冷静に考えられるのです。宝くじやパチンコなどの投機は損でしかないということを。

 

まず私が禁パチの第一歩を踏み出せたのは、そんな富裕層からの学びを得ることでした。

と言っても、実際にそんなコネクションなどありません。ですので、YouTubeを利用して富裕層になるための知識を漁りました。

 

その過程で辿り着いたのが「メンタリストdaigo 」氏の動画でした。

 

心理学や研究論文の観点から様々なメンタル対策を学ぶことが出来たのです。所謂、意識高い系へ意識をシフトすると自身もそれに感化され始めるのです。すると、如何にパチンコが愚かしいか。また、パチンコにかける時間を学びに費やした方が有益かが理解出来てきます。彼の動画には依存症対策のヒントがいくつもあるので、まずは騙されたと思って視聴されることをオススメ致します。YouTubeはタダですからね。

 

私も意識高い系を鼻で笑うタイプの人間でしたし、今でも好きなタイプの人種ではありません。しかし食わず嫌いする余裕がないほど追い詰められ、藁にもすがる思いでしたのでどんなものでも利用出来るものは取り入れようという努力だけはしていました。

 

このブログを始めたのも、その影響の一つだと思って頂いて結構です。

 

意識を本当の意味で変えなければ実際の結果にはなかなか反映されないのです。

 

これが大事な大事な、あなたがやるべき第一歩です。

 

Time is money

パチンコをやる上で一番無駄にしているものとは何でしょう?

 

まぁ、タイトル見てもらえれば一目瞭然なのですがその答えは〝時間〟です。

 

お金は失っても取り戻せます。形があるものですから。しかし、時間は決して取り戻せません。

 

パチンコに費やした時間があれば、もっと勉強出来てスキルや知識を身につけ、今よりも更にステップアップしていたかも知れない。あの時、新台に座っていた時間を他のことに使っていれば間違いなく銀玉集めよりは自身の成長に繋がっていたはずです。

 

失った時間は取り戻せません。

ならどうするか。時間を失わないように行動することを心がけるのです。これがしっかり出来ていれば、パチンコ屋に足を運んでいる時間が勿体ないと思えるはずです。

でも、具体的にどうやればいいのか。やりたいことに時間を使うためにはどうするか。そもそも、何がやりたいのか。

ここで躓く人が八割と言われています。

 

それ以前の人に関しては〝そもそも生きる金が足りないパチンコで増やさなきゃならない〟と切迫しているはず。

 

まず、冷静であれば上記で言っているコトがおかしいということに気づけるはずです。ですが、それは仕方がないこと。何故なら、金銭に関するストレスは人間の判断能力を格段に下げるという研究結果もあるほどですから。

 

金が無い→パチンコを打つ

 

この認知の歪みを正すことから始めてみましょう。

 

基本的に金がなく、やる事が何もない人はパチンコ屋に行きます。ですので、まずは働くことを。既に働いているならコンビニのアルバイトでも良いので始めてください。パチンコへ行く時間を労働に代替えし、尚且つ所得も増える。キツいですが、効果は折り紙付きです。

 

欲求や衝動を別の対象に置き換える方法が依存症には良い対策の一つとされています。

 

例えば、タバコを吸いたくなったらタバコの代わりに飴を舐める、みたいな。禁煙パイポの仕組みがまさにこれですね。

 

もし、休日などにパチンコに行きたくなったらランニングをしてみると運動も兼ねれて一石二鳥になります。ポイントは、悪癖に悪癖を重ねないことです。

 

例を挙げるとしたら、

パチンコに行きたい→代わりにドカ食いする

みたいな健康を害するような代替えはオススメしません。本を読む、勉強するなどが良いですがじっとする座学は集中力に自信のない人にはあまりオススメ出来ません。十中八九、パチンコ欲に抗えないからです。ですので、私としては運動をオススメします。始めるまでがキツいですが、人は慣れる生き物です。

 

また、途中で挫けたとしても良いのです。何度もこれを繰り返し、悪癖を良い習慣に変えていきましょう。

悪夢の始まり

恥ずかしながら、私には約300万もの借金があります。

それもすべてパチンコでこさえたものです。

 

20代前半からパチンコにハマり、約10年以上パチンコに時間と金をマイナスになるまで使い続けてきました。

 

忘れもしない初代牙狼花の慶次といった所謂バトルスペックのMAX機全盛期。当時、パチンコよりスロットにのめり込んでいた自分は負けを取り戻すために何となくパチンコに座って負けを大勝ちへ転じさせたことで「スロットみたいに技術介入も少ないし、簡単に稼げるじゃないか!」と、そう考えたのが不幸の始まりでした。

 

そもそも、「パチンコで稼ぐ」ということ自体が根底から間違った考えなのです。

 

パチンコ屋だって慈善事業ではありません。高額な新台、膨大な電気代、テナント代や人件費。それらを賄うための多額の金銭をパチンコ屋が何処から捻出しているのか。冷静に考えればすぐわかることです。

 

そんな冷静さなど、パチンコが与える快楽は全てを無にしてくれる。音と光と興奮が与える脳内麻薬が自制心を焼き尽くすのです。

 

また、パチンコ屋はあくまでギャンブルではなく〝遊技〟と謳っています。遊んだ分だけの金を客から取って店が成り立っているのですから、客が儲かるという妄想を抱いて誰もが金を捨てに行く場所。それがパチンコ屋なのです。

 

それにも拘らず、人は何故パチンコをやめられないのか。

 

それは〝人は誰しも自分は特別だと思う〟傾向があるということです。

 

思い返せば、自分は特にこの傾向が強かったような気がします。パチンコで勝てるのはほんの一握り。大半は負けるとわかっていながら足を運んだのは「自分こそその一握りだ」と錯覚していたと今ならハッキリわかります。

 

また、一握りが勝つという言葉をそもそも鵜呑みにしてしまったことが問題なのです。

 

勝ってる人って実際に見たことありますか? 勝ってる人の生活を全て監視して四六時中共に行動して始めてその言葉に信憑性が宿るのです。

 

常勝無敗のパチプロでも、あなたが見てないところでは負けているかも知れない。そもそも、あなたがそのパチプロではない時点で察してください。自分は決して特別ではないのだと。特別なら、そもそもパチンコなんてやる人生など歩んでいないのです。

 

今日まずお伝えしたかったことは2点。

 

・パチンコ屋は営利目的であり、その資金は客が出している

 

・あなたは決して特別ではなく、凡人である

 

これをどうか忘れないでください。

 

 

 

 

 

 

はじめまして

本当ならこういった前置き的な話はあまり好きではないのですが、やはり何事も最初が肝心ということでまずは月並みではございますが自己紹介から。

 

改めまして、ハングドマンと申します。

タロットカードでは12番目。修行、忍耐、奉仕、努力、試練、着実、抑制、妥協を意味し、今後の自分に向けてそう名乗ることにしました。本当は愚者がお似合いの自分ではありますが、このブログを始めるきっかけになったのもまさに【自分の愚かしさへの戒め】であり、共に同じ悩みを持ち、同じ目標を持つ人の助けになれればと。また、共に現状を打破してステップアップ出来ればと思い立ち上げた次第でございます。

私は15年近くパチンコに時間と金を費やしてきました。

そして残ったのは、碌なスキルも知識も得ていない空っぽでみじめな自分と300万という借金。

 

給料の大半をパチンコに注ぎ込んでは負け、その負けを取り返す種銭を消費者金融で借りてまた負けて。遂には月々の支払いに消えていく金を少しでも増やそうと家賃やクレジットカードの支払いに必要な金にさえも手をつけ、更に傷口を抉ってきました。

 

その結果、カードの利用は止められ家賃を滞納、親に金を工面してもらうために頭を下げて回るどこに出しても恥ずかしい人間のクズが出来上がっていました。

 

何度も誓いました。「パチンコなんてやめてやる!」と。しかし、時間の魔力とは不思議なもので、そんな辛い思いを重ねてまで立てた鉄の誓いも時と共に消えていくのです。

 

金に余裕がある時は気安く、金に余裕がなくなれば切羽詰まりながら。どんな理由をこじ付けてでも自分という人間はパチンコ屋に足を運んでしまうのです。そして、また鉄の誓いを立てる負のループの繰り返し。

 

そんな自分が、まだ半年ですがパチンコを断てています。もう打ちたいという欲求は今のところはですが湧いてきておりません。

 

〝まだ半年〟されど自分にとっては〝もう半年〟なのです。

去年の夏前。あの緊急事態宣言下でも辛うじて営業している店をネットで情報を漁ってまで探して足を運んでいたほどの自分にとって、今がどれだけの進歩であるか。これは当人にしか得られない充実感や達成感ではないかと思います。

 

そして今後も折れず曲がらず自分の信念を貫くための備忘録的な意味も込めて、このブログを始めました。

 

こうして出会えたのも何かのご縁。

今、もしも同じ悩みを抱えてそれを解決する手助けになると感じましたら是非利用して頂きたい。それで一人でも多く依存症からの脱却に繋がる人が増えるのなら、それは私にとっても非常に喜ばしいことであります。

 

それでは、今後ともどうかよろしくお願い申します。